雑草対策で後悔しないために。除草から予防まで15通りの方法を徹底解説!
もくじ
はじめに
お庭を舞台に、何度も繰り返される雑草との闘い。
「どうせ生えてくるのならいっそのこと取らなくてもいいのでは?」
雑草のしぶとさに負けそうな方も多いのではないでしょうか。
この記事を読むと、 雑草が私たちにもたらす影響 をはじめ、
雑草対策の方法 と 付随するメリット、デメリット を知ることができて、
どの雑草対策を採用するか検討する ことができます。
「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することにならないよう、
自分の理想に合った雑草対策を探していきましょう。
雑草による影響とは?
雑草が私たちに及ぼす影響は、実は多いです。
◇雑草を取らない場合
手つかずの雑草地帯であることは様々な危険が伴います。
雑草の茂みは生き物にとって絶好の住処。害虫の発生は免れないでしょう。
雑草が目隠しとなり、ごみのポイ捨てが増え、獣の隠れ場所になります。
悪臭・見た目の悪さ・獣害・虫害が近隣トラブルに発展する場合があります。
◇雑草を取る場合
なんといっても草刈りに伴う大きな疲労。
熱中症、花粉症、虫刺され、知らぬ間の切り傷。
貴重な時間を投げうってまで得たいものではありません。
また、雑草は刈れば刈るほど、もう一回り大きくなって生長すると言われています。
生えてきてから対処するよりも、生えさせないことが大切です。
雑草が生える3要素とは?
雑草は、「空気」「水」「光」の3つの要素があれば発芽できます。
雑草対策を検討される場所は、多くの場合が屋外だと予想できます。
屋外だと「空気」はもちろん、「水」も雨水によって供給されてしまいます。
そのため一般的には、「光」を遮断する方法での雑草対策が広く使用されています。
※「光」を遮断しても、地下茎に力を持つ植物(スギナなど)には有効でない場合もあります。
雑草対策にはどんな方法がある?弊害は?
「雑草対策」と一概に言っても、方法は一通りではありません。
コストや手間に大きな差があり、その中にはあまり効果的でないものもあります。
色々な雑草対策の紹介と、本当に効果的なのか、それぞれの特長を解説します。
1. 雑草対策 手刈り
定期的な草むしりです。一番シンプルな雑草対策です。
鎌や鍬、熊手を使って人力で雑草を除去します。お庭周りはこの方法を使われている方が多いのではないでしょうか。
雑草が生えてきたらこまめに抜きとることが負担削減のポイントです。 |
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定期的な草むしりです。一番シンプルな雑草対策です。
鎌や鍬、熊手を使って人力で雑草を除去します。お庭周りはこの方法を使われている方が多いのではないでしょうか。
雑草が生えてきたらこまめに抜きとることが負担削減のポイントです。
手刈りの特徴
メリット | デメリット |
費用が安い | 疲弊する |
手作業のため細かな場所にも対応できる | 時間が取られる |
準備する道具が少なく手軽 | 日焼け、熱中症、花粉症のリスクがある |
虫刺され、軽いケガのリスクがある |
手刈りにおすすめ
- やわらかく草丈の低い、生えはじめの雑草。
- 花壇や畑など、近くに大切な植物が植えてある場合。
- 目地や敷石、側溝の周りなど、細かい抜き取りが必要な場合。
- お庭周りなど、気づいたらすぐに抜き取りできる場所。
2. 雑草対策 機械刈り
半年~数か月に1回、刈払機などを用いて除草する雑草対策です。 手刈りでは対応できないような草丈、広範囲の際に使用することが多いです。現場にもよりますが、年に2~6回程度は機械刈りに入る必要があります。
石や、フェンスなどの構造物が多い場所で使用すると、傷をつけたり思わぬ事故に繋がったりする危険があります。 |
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半年~数か月に1回、刈払機などを用いて除草する雑草対策です。
手刈りでは対応できないような草丈、広範囲の際に使用することが多いです。現場にもよりますが、年に2~6回程度は機械刈りに入る必要があります。
石や、フェンスなどの構造物が多い場所で使用すると、傷をつけたり思わぬ事故に繋がったりする危険があります。
雑草の硬さや使用場所によって、刃の種類も変更します。
▼草刈り機を使用する際の注意点▼
機械刈りの特徴
メリット | デメリット |
費用があまりかからない | 虫刺され、ヘビなどの遭遇 |
広範囲の対応が可能 | 飛び石による車両や邸宅の破損 |
手刈りと比べて処理速度が早い | 日焼け、熱中症、花粉症のリスクがある |
振動障害、刃物によるケガのリスクがある |
機械刈りにおすすめ
- 草丈の高い、広範囲の除草の場合。
- 除草剤が使用できない農地周りや畦畔など。
3. 雑草対策 除草剤
薬剤を散布し、雑草を枯らす、または生えてこないようにする雑草対策です。
薬剤なので、風に乗って周辺に拡散してしまう場合があります。近くに農作物や花壇がある場合は、注意が必要です。 |
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薬剤を散布し、雑草を枯らす、または生えてこないようにする雑草対策です。
除草剤には即時効果のあるものや、ゆっくり効果が続くもの、土壌に作用するものや、雑草の茎葉に作用するものがあり、雑草の種類や現場状況によって使い分けが必要です。
薬剤なので、風に乗って周辺に拡散してしまう場合があります。近くに農作物や花壇がある場合は、注意が必要です。
また、ペットやお子様のいるご家庭はよく考慮して使用しましょう。
▼除草剤を使用する際の注意点▼
除草剤の特徴
メリット | デメリット |
手間がかからない | 周辺植物に影響を及ぼす |
費用を抑えられる | 近隣トラブルに注意する |
簡単に入手できる | 繰り返し散布する必要がある |
除草剤におすすめ
- 近隣に花壇や畑、住居がない開けた空き地など。
- 時間や手間をかけずに手っ取り早く草を枯らしたい場合。
4. 雑草対策 コンクリート
石や土ごと埋めたてて防草する雑草対策です。
自分で設置するのは難しく施工業者に頼むことが多いため、材料とは別に工事費用がかかります。 |
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石や土ごと埋めたてて防草する雑草対策です。
コンクリートの他に、モルタル・セメント・アスファルト舗装などがあります。
自分で設置するのは難しく施工業者に頼むことが多いため、材料とは別に工事費用がかかります。
土を埋めてしまうため防草効果は高いですが、クラック(ひび割れ)が発生するとそこから雑草が生え、見た目が悪くなります。
また、コンクリートは撤去が容易ではなく廃棄の際にも業者にお願いすることになり、追加で撤去費用がかかります。
コンクリートの特徴
メリット | デメリット |
車両の乗り入れができる | 費用が高額 |
防草効果が高い | 設置・撤去が困難 |
歩きやすく多目的で使用しやすい | ひび割れからの雑草の処理が必要 |
コンクリートにおすすめ
- 駐車場や駐輪場スペースとして活用したい場合。
- コンクリートにした後、撤去の予定がない場合。
5. 雑草対策 防草舗装(固まる土)
ホームセンターのDIYコーナーなどで手軽に入手できます。一見すると普通の土に見えますが、水をかければ次第に硬化します。土ごと覆ってしまい防草する雑草対策です。
施工の前には、石と植物をできるだけ取り除いて平坦にするとよいでしょう。斜面で施工すると、土を固めるために水をかけた時に、盛った土が流れ出す可能性があります。 |
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ホームセンターのDIYコーナーなどで手軽に入手できます。一見すると普通の土に見えますが、水をかければ次第に硬化します。土ごと覆ってしまい防草する雑草対策です。
施工の前には、石と植物をできるだけ取り除いて平坦にするとよいでしょう。斜面で施工すると、土を固めるために水をかけた時に、盛った土が流れ出す可能性があります。
また、作業途中で雨が降ってしまうと変に固まってしまうので注意が必要です。
下地の出来栄えに左右されるため、素人施工ではムラができやすいです。
▼防草土の施工方法▼
防草舗装(固まる土)の特徴
メリット | デメリット |
簡単に入手できる | 整地が必要 |
コンクリートと比べて費用がかからない | 施工ムラができやすい |
見た目が良い | 厚み不足や経年劣化で割れる可能性がある |
防草舗装(固まる土)におすすめ
- 業者に頼らずに舗装をしたい方。
- 平坦で水の通り道がない場所。
6. 雑草対策 防草シート
除草シート、防草マットと呼ばれる場合もあります。 防草シートで土壌を覆って遮光することで、防草する雑草対策です。防草シートの種類によって、1~20年程度と耐用年数にバラつきがあります。 |
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雑草の種類によって、シートの種類を変更しましょう。
施工の前には、石や植物をできるだけ取り除いて平坦にすると、仕上がりが綺麗です。

除草シート、防草マットと呼ばれる場合もあります。
防草シートで土壌を覆って遮光することで、防草する雑草対策です。防草シートの種類によって、1~20年程度と耐用年数にバラつきがあります。
雑草の種類によって、シートの種類を変更しましょう。
そのぶん値段にもバラつきがあるため、シートの性能と合わせて検討する必要があります。
施工の前には、石や植物をできるだけ取り除いて平坦にすると、仕上がりが綺麗です。
シートが風で飛ばされると思わぬ事故につながる場合があります。
止めピンの本数を減らしたり、ブロック押さえで済ませたりせずに、推奨されている止めピンの本数を守りましょう。
正しく防草シートを選定し正しく施工すれば、長期間雑草を抑えることができます。
▼防草シートの貼り方やポイントについて▼
防草シートの特徴
メリット | デメリット |
土壌の健康を損なうことなく維持できる | 水はけが悪い場所で使用するとコケが生える |
施工方法を守れば防草効果が高い | 施工方法によって防草効果が大きく変わる |
砂利やタイル、チップなどと相性がいい | 寿命が来ると更新が必要 |
防草シートにおすすめ
- 将来、植物や作物を育てる可能性がある場合。
- 土壌の健康を損ないたくない場合。
- 砂利やタイル、チップなどを敷設する場合に併用する。
7. 雑草対策 人工芝
人工芝で、土を覆って防草する雑草対策です。 人工芝とは、芝生に似せて人工的に作られた芝生です。
人工芝と防草シートを併用することで高い防草効果が期待できます。施工の前には、石や植物をできるだけ取り除いて平坦にするとよいでしょう。
お庭だけでなく、室内やウッドデッキでも使用ができます。 |
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人工芝で、土を覆って防草する雑草対策です。
人工芝とは、芝生に似せて人工的に作られた芝生です。
本物の芝生のような色づかいで、肌触りがふわふわなものもあります。
人工芝と防草シートを併用することで高い防草効果が期待できます。施工の前には、石や植物をできるだけ取り除いて平坦にするとよいでしょう。
お庭だけでなく、室内やウッドデッキでも使用ができます。
人工芝は芝刈りの必要がなく、DIYで手軽に設置できるので、未経験者でも簡単に芝生の雰囲気を楽しむことができます。
▼手触りふわっふわの人工芝▼
人工芝の特徴
メリット | デメリット |
芝刈りや施肥の必要がない | 費用がかかる |
常緑でいつも鮮やか | 季節感がない |
日陰でも設置できる | 火気は使用できない |
人工芝におすすめ
- お庭、物干しスペース、ウッドデッキに緑が欲しい方。
- 芝生の管理なしで緑を楽しみたい方。
- ペットやお子様が遊べるスペースを作りたい場合。
8. 雑草対策 グランドカバープランツ
地被植物が土壌を覆うことで遮光し、防草する雑草対策です。
株がまだ小さいうちは雑草に負ける可能性があるため、こまめに雑草を取ってあげる必要があります。
花をつける種類もあるので、お庭の雰囲気に合わせて選ぶのも楽しいですね。 |
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地被植物が土壌を覆うことで遮光し、防草する雑草対策です。
代表的なものでは芝桜、クラピア、クローバー、ハーブ、ダイカンドラなどがあります。
株がまだ小さいうちは雑草に負ける可能性があるため、こまめに雑草を取ってあげる必要があります。
防草シートと併用することで、雑草を抑えながら植物を健やかに育てることができるため効率がよく、管理の負担が減ります。
花をつける種類もあるので、お庭の雰囲気に合わせて選ぶのも楽しいですね。
▼人気のグランドカバープランツ
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クラピア |
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ネモフィラ |
アイビー |
アジュガ |
▼花苗と防草シートを併用される方へ▼
グランドカバープランツの特徴
メリット | デメリット |
雑草を抑えながら緑地帯を楽しめる | 株が広がらないうちはこまめな除草が必要 |
防草シートと併用で被覆スピードUP | 株が広がったあとは植物自体の管理が必要 |
お庭の景観が良くなる | ある程度の株数が必要になり費用がかかる |
グランドカバープランツにおすすめ
- 植物が好きな方、管理が苦でない方。
- ガーデニングと防草を両立したい方。
- 植えようとするグランドカバープランツに適した土壌状態である場合。
9.雑草対策 砂利
土の上に砂利を敷き詰めて遮光することで、雑草を生やさない雑草対策です。 砂利で遮光するためにはある程度の厚みが必要です。
また、砂利は考えずに施工すると後々の管理が大変になる場合があります。 |
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土の上に砂利を敷き詰めて遮光することで、雑草を生やさない雑草対策です。
砂利で遮光するためにはある程度の厚みが必要です。
敷きたい面積にもよりますが、砂利の材料費、運賃がかさむ場合があります。
また、砂利は考えずに施工すると後々の管理が大変になる場合があります。
砂利の隙間をぬって雑草が生えてくるので、砂利単体では防草効果が低いです。
防草のために敷いた砂利がかえって邪魔になり、雑草の抜き取りに苦労します。
砂利と防草シートを併用することで高い防草効果が期待できます。
音のなる砂利で防犯予防、玉砂利を使用してあたたかい雰囲気を演出するなど、お庭の雰囲気や好みに合わせて、砂利の形や色を選択することができます。
▼砂利の必要数量まるわかり▼
10. 雑草対策 瓦チップ
土を覆って遮光し、防草する雑草対策です。 チップの隙間をぬって雑草が生えてくるので、チップ単体では防草効果が低いです。
チップと防草シートを併用することで高い防草効果が期待できます。
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土を覆って遮光し、防草する雑草対策です。
瓦チップとは、瓦を細かく粉砕しチップ状にしたものです。使用方法は砂利と同様で、ある程度の厚みをもたせて敷き詰めます。
チップの隙間をぬって雑草が生えてくるので、チップ単体では防草効果が低いです。
防草のために敷いたチップがかえって邪魔になり、雑草の抜き取りに苦労します。
チップと防草シートを併用することで高い防草効果が期待できます。
瓦チップの特徴
メリット | デメリット |
色が鮮やかなのでおしゃれ | 鋭利な場合がある |
リサイクル商品のため安価 | |
シートと併用で効果UP |
11. 雑草対策 ウッドチップ・バークチップ
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ウッドチップ | バークチップ |

ウッドチップ
バークチップ
ウッドチップは木の幹を細かく粉砕したもの、バークチップは木の皮を細かく粉砕したものです。
土を覆って遮光することで、防草する雑草対策です。
チップ単体では防草効果が低いです。
チップは次第に土に還って腐葉土のようになり、雑草が生えてくることがあります。
チップと防草シートを併用することで雑草管理の負担を軽減できます。
▼防草以外の使い方について▼
ウッドチップ・バークチップの特徴
メリット | デメリット |
景観が良い | 軽いので風で飛ばされる可能性がある |
自然由来のため安心 | 自然由来のため土に還りやすい |
チップの上でペットが遊びやすい | 定期的な補充が必要 |
ウッドチップ・バークチップにおすすめ
- 目指しているお庭の雰囲気に合っている場合。
- ペットの遊び場所にしたい場合。
12. 雑草対策 ウッドデッキ
ウッドデッキの設置により遮光することで、防草する雑草対策です。
ウッドデッキの隙間から日光が差し込み、雑草が生える可能性があります。
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ウッドデッキの設置により遮光することで、防草する雑草対策です。
リビングの延長のようにウッドデッキを設置して広い空間を演出できます。物干しスペース、憩いの場、リラックススペースなど、使い方は様々です。
ウッドデッキの隙間から日光が差し込み、雑草が生える可能性があります。
ウッドデッキの下から雑草が生えると処理が大変なため、防草シートやコンクリートと併用するのがおすすめです。
ウッドデッキの特徴
メリット | デメリット |
多目的スペースが増える | 費用がかかる |
リビングが広く見える | メンテナンスが必要 |
防草シートやコンクリートと併用で効果UP | 撤去が困難 |
ウッドデッキにおすすめ
- リビングを広く見せたい場合。
- 多目的スペースを増やしたい場合。
13. 雑草対策 熱湯
熱湯をかけて雑草を枯れさせる雑草対策です。
広い範囲に熱湯をかける作業は想像以上に大変ですので、面積や状況に応じて他の雑草対策と使い分けるとよいでしょう。 |
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熱湯をかけて雑草を枯れさせる雑草対策です。
熱により地表の雑草は枯死しますが、土壌を通過するお湯は温度が下がります。
そのため、雑草の根までは枯らすことが難しいでしょう。根が残っていれば、また雑草は生えてくるので、一時的な除草となります。
広い範囲に熱湯をかける作業は想像以上に大変ですので、面積や状況に応じて他の雑草対策と使い分けるとよいでしょう。
熱湯の特徴
メリット | デメリット |
費用がかからない | 根が残るため除草効果は低い |
手軽に実践できる | やけどのリスクがある |
14. 雑草対策 重曹
水に溶かした重曹を雑草に振りまき、枯れさせる雑草対策です。
重曹や消石灰に含まれるナトリウムが雑草に吸収され、細胞壊死を促して枯死させます。 しかし、なかなか成分が雑草に浸透しないため、効果的に枯死させるには雑草を傷付けたのち改めて重曹を散布する必要があります。 |
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水に溶かした重曹を雑草に振りまき、枯れさせる雑草対策です。
重曹は食品や医薬品にも使用されるので、ペットやお子様が触れても安心です。
重曹や消石灰に含まれるナトリウムが雑草に吸収され、細胞壊死を促して枯死させます。
しかし、なかなか成分が雑草に浸透しないため、効果的に枯死させるには雑草を傷付けたのち改めて重曹を散布する必要があります。
2回手間が必要なこと、根まで枯らせないことを考慮すると、別の除草方法を検討する必要があるかもしれません。
重曹の特徴
メリット | デメリット |
安全性が高い | 雑草を傷付けながら散布する必要がある |
根まで枯らすことは難しい |
15. 雑草対策 塩
塩を撒いて雑草を枯らす雑草対策です。
植物を育てる予定のない方は、それでいいと思われるかもしれません。 永住する場合でも、住宅の基礎や配管を酸化させ寿命を縮める原因になります。 |
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塩を撒いて雑草を枯らす雑草対策です。
確かに雑草は枯れますが、同時に他の植物も枯れ、さらには育たなくなります。
植物を育てる予定のない方は、それでいいと思われるかもしれません。
しかし、塩分は土壌に浸透したのち、成分が残ります。
塩分濃度が高くなった土地は価値が下がってしまうこともあり得るのです。
永住する場合でも、住宅の基礎や配管を酸化させ寿命を縮める原因になります。
また、土壌中の塩分が雨水などで流れ出す可能性も考えられます。近隣トラブルや大規模な土壌改良が必要になる場合があります。
このことから、塩で雑草を枯らすことは控えるのが賢明でしょう。
メリット | デメリット |
植物が育たなくなる | |
周辺環境に悪影響を及ばす | |
一度撒けば元に戻すには大掛かりな工事となる |
どの雑草対策が1番良いの?
「この方法が一番良い」と断言できる雑草対策はありません。
現場の状況が一つ一つ異なり、どのレベルまで対策したいかが異なるためです。
「今は無理だが、数年後に畑を再開しようと思っている」
「若い世代が草取りに困らないように、きっちりと長年防草したい」
「雑草取りはしたくないが、植物は楽しみたい」
「タイルやチップを駆使しておしゃれな庭にしたい」
それぞれの考えに最適な雑草対策は変わってきます。
今はその場所を使用しないため雑草対策する場合でも、
将来、作物や植物を育てる可能性があるなら、土壌の健康を守りつつ防草していく必要があります。
雑草対策にかける予算が決まっているなら、その予算内に収まる現実的な雑草対策を採用する必要があります。
たとえ初期投資が大きい雑草対策でも、防草効果が続く年数によっては割安の場合があります。
「自分にとって何が優先なのか?」
コストを抑えることなのか、長年雑草を抑えることなのか。
自分が譲れないポイントを見つけてから雑草対策の方法を選択することが、失敗しない近道です。
「雑草が全く生えてこない庭を作る」ことは難しいですが、
「雑草管理がグンと楽な庭を作る」ことはできます。
雑草管理が苦にならないよう、メンテナンスが楽なように雑草対策しておけば、
お庭があることを楽しみながら雑草と向き合っていくことができます。
20年の実績を誇る防草シート専門店「防草シート.com」
雑草対策で、防草シートを選択される方が増えています。
砂利敷き、ウッドチップやバークチップ、瓦チップ、人工芝を採用する場合でも、
その下層には防草シートを入れることが一般的になってきています。
砂利やチップの隙間に、雑草の種子が飛来してきて定着し、発芽してしまうからです。
防草シートが入っていても砂利の隙間に砂埃は溜まり、種子も飛来してきますが、
土壌中まで根を張り伸ばすことができないため、引っ張れば簡単に抜きとれる仕組みになっています。
防草シートを1枚入れる簡単な作業ですが、今後のメンテナンスの労力と時間をぐんと削減できます。
毎週末、貴重な時間を割いて草取りしていた頃にはもう戻れません。
防草シート専門店「防草シート.com」は、専門店として20年以上の実績を誇る実力店。
様々なタイプの防草シートを取り扱っています。
現場タイプ別におすすめのシートが用意されています。
▼あなたにピッタリの防草シートが見つかる!?▼
▼無料サンプルを取り寄せて検討することも可能です。▼
実際自分の目で見て触れて、納得してから決めたいですね。
現場タイプ別におすすめのシートが用意されています。
▼あなたにピッタリの防草シートが見つかる!?▼
▼無料サンプルを取り寄せて検討することも可能です。▼
実際自分の目で見て触れて、納得してから決めたいですね。
自分に合った方法で、賢く雑草と向き合ってみてくださいね。